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暮らしを支えるUA値

暮らしを支えるUA値

みなさんこんにちは。
今回の家づくりマガジンは津久井が担当致します。


家づくりの打ち合わせの中で「UA値」という言葉を聞いたことはありますか?
なんとなく聞いたことはあっても、「難しそう」「よくわからない」という方も多いと思います。
今回は、このUA値についてわかりやすくお話しします!

UA値とは、簡単に言うと「家の中のあたたかさや涼しさが、外にどれくらい逃げにくいか」を表す数値のことです。
つまり、家の断熱性能を表すもの。
冬にせっかく暖房であたためた空気がすぐ外に逃げてしまうような家は、UA値が高くなります。
逆に、しっかり断熱されていて、熱が外に逃げにくい家はUA値が低くなります。
ポイントは「UA値が低いほど、省エネで快適な家」だということです。

地域によって基準は異なりますが、たとえば群馬や栃木などのエリア(6地域)では、UA値0.87以下が省エネ基準とされています。
でも、私たちドリームクリエイトが目指しているのは、基準をクリアするだけの家ではなく、その先にある“快適な暮らし”です。
たとえばUA値0.46前後など、真冬でもエアコン1台で家中があたたかく、夏も涼しく過ごせるような性能を目標にしています。

UA値が低い家は、光熱費を抑えられるというメリットのほかに、「家の中の温度差が少ない」という快適さがあります。
冬の朝、リビングは暖かいのに脱衣所が冷えている…そんな経験、ありませんか?
断熱性能が低いと、部屋ごとに温度差ができやすくなり、ヒートショックなどの原因にもなります。
でも、断熱性の高い家なら、家全体の空気がやわらかくつながり、どこにいても心地よい温度を感じられます。
朝起きたときやお風呂上がりも、寒さに驚くことがなくなります。

UA値は、壁や屋根、床、窓など、家をぐるっと包む“外皮”部分の断熱性から計算されます。
つまり、見えない部分こそがとても大切なんです。
ドリームクリエイトでは、断熱材の施工の丁寧さ、窓の性能、そして気密の取り方まで一つひとつを確認しながら家づくりを行っています。
「数値で安心できて、住んでから体感で納得できる家」を目指して、性能と住み心地のバランスを大切にしています。

UA値という言葉は少し専門的に聞こえますが、実は「暮らしやすさ」を数字で表した、とてもわかりやすい指標なんです。
家づくりを考えるとき、この数字を少し意識するだけで、より快適な家に近づくことができます。
家族みんなが一年中、心地よく過ごせる住まいをつくるために、ぜひ“UA値”にも注目してみてくださいね。
次回はC値についてお話ししたいと思います!