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国産材という選択〜安心と価値を未来へつなぐ家づくり〜

国産材という選択〜安心と価値を未来へつなぐ家づくり〜

みなさんこんにちは。
今回の家づくりマガジンは津久井が担当致します。

 

「一生に一度の家づくりだから、納得のいくものにしたい」——きっと皆さんもそう思われるのではないでしょうか。
では、その“納得感”はどこから生まれるのでしょう。

ひとつはやっぱり「安心・安全」です。日本で育った木は、日本の気候にぴったり合う強さや調湿性を持っています。梅雨のジメジメや冬の乾燥にも対応できるので、家が長持ちする安心感につながるんです。さらに「どこで育った木なのか」が分かるという点も、大きな信頼材料になりますよね。

最近では「地元に貢献したい」「日本の森や林業を守りたい」といった思いから、国産材を選ぶ方も増えています。家を建てることが、自分の暮らしだけでなく地域や環境への応援にもなる。そう考えると、ちょっと誇らしい気持ちになれます。

実は、国や県もそうした家づくりを応援してくれています。たとえば栃木県の家づくり支援事業では、40立方メートル以上の県産材を使うと最大60万円の補助が受けられます。さらに、県産の漆喰や伝統工芸品を取り入れれば追加で10万円も。つまり「地元の素材を選ぶ」ことが、そのまま家計のメリットにもなるんです。

他の県でも同じような仕組みがあります。群馬県や茨城県、埼玉県などでも条件や金額はそれぞれ違いますが、「県産材を使うと補助が出る」という点は共通しています。家を建てる場所に合わせて制度を活用すれば、より賢く家づくりが進められます!

では実際、家にはどれくらいの木材が必要になると思いますか? 一般的な30坪前後の住宅なら、だいたい20〜30立方メートルほどです。栃木県の制度が求める40立方メートル以上という条件はちょっと高いと感じるかもしれませんが、梁や柱に加えて内装や外構にまで県産材を取り入れれば、十分クリアできる可能性があります。

それから、木材だけでなく県産の石材や伝統工芸品をプラスするのも素敵です。自然素材や地域の文化を取り入れることで、住まいに温かみや個性が生まれます。補助金というお得さだけじゃなく、暮らしの豊かさそのものを感じられるはずです。

「納得のいく家づくり」って、安心できる素材を選ぶこと、地域とつながること、そして未来の暮らしを見据えること。そう考えると、国産材という選択はとても心強い答えになるんじゃないでしょうか。もしこれから家づくりをお考えなら、国産材を取り入れることもぜひ考えてみてはいかがでしょうか。